昭和の猫の名前といえば
「タマ」「ミケ」「トラ」
あたりが定番でした。
見た目の特徴が由来になっているのか
とてもシンプルな印象です。
では2017年の現在では
どんな名前が人気なのでしょう?
海外のトレンドも交えつつ
猫の名前のあれこれを
探ってみたいと思います。
■2017年人気の名前は?
猫の名前のランキングを
発表している会社はいくつかあります。
今回はその中から3つ挙げて
2017年度版を見てみましょう。
まずアニコム損害保険は
1位「ソラ」2位「レオ」3位「モモ」。
「アイリスペット」のランキングは
1位「ココ」2位「クロ」3位「ナナ」。
「ねこのきもち保険」は
1位「モモ」2位「ソラ」3位「ハナ」
となっていました。
調査対象とする猫の年齢が違うので
結果はバラバラですが
「カタカナ2文字」が印象的です。
また最近は漢字にするのも
流行っているようです。
ちなみに「モモ」は犬猫どちらも
必ず1位になるほど人気でした。
あまりに多過ぎたためか
ここ数年はその流行りも
落ち着きつつあります。
■海外で人気の名前は?
日本以外の国も見てみましょう。
まずはアメリカ。
オスは「オリバー」「レオ」「チャーリー」
メスは「ルナ」「クロエ」「ベラ」
が上位にランクインしています。
どれも人間につけるような名前ですね。
次にオーストラリア。
オスは「オスカー」「マックス」「タイガー」
メスは「タイガー」「ミスティー」「ココ」。
オスメスともに
「タイガー」が人気ということは
シマ模様の猫が多いのでしょうか。
フランスはどうでしょう。
オスは「ティグル」「カラメル」「フェリックス」
メスは「ミネット」「シピ」「キャリーヌ」でした。
「ティグル」「フェリックス」は
アニメのキャラクター由来のようです。
「ミネット」は日本でいうところの「猫ちゃん」
「シピ」は「いたずらっこ」といった
ニュアンスになります。
■キュート系ネームは日本だけ?
海外では人間の名前を
用いることが多いようです。
猫を赤ちゃんのように扱う日本に対して
同等のパートナーとして接するからでしょうか。
しかし猫に可愛い名前をつけるのは
日本だけではありません。
例えば中国は
豆豆(ドウドウ)毛毛(マオマオ)黒黒(ヘイヘイ)
といった名前をつけるそうです。
まるでパンダの名前のようですが
同じ音を繰り返すことで
「○○ちゃん」のような
親しみを込めています。
豆や毛、黒といった見た目の特徴や
言葉の響きの愛らしさは
日本にも通じるものがあります。
■名前は初めてあげるプレゼント
毛色、生まれた季節
著名人、キャラクターなど
名付け方は様々。
「食べるものに困らないように」
という願いを込めて
食べ物の名前をつける人もいます。
また語感や意味を重視したり
字画をチェックするなど
一昔前と比べれば随分と
熟考されるようになりました。
家族の一員として迎えるからこそ
特別な名前をプレゼントしたいと
思うのは自然なことでしょう。
猫の名前には飼い主の
かけがえのない愛情が
溢れているんですね。