突然ですが
猫の顔つきだけで
オスメスを判別できますか?
お尻を見れば分かるでしょうが
顔だけで見極めるのは難しそうですよね。
でも普段から猫を見慣れている人は
猫の顔を見て性別を当てることが
できるのだそうです。
見分けるポイントは
一体どこにあるのでしょうか?
猫のオスとメスの顔について
少しお話してみようと思います。
■オス顔のポイントは輪郭
オスの顔つきを語るうえで
最も特徴的なのは輪郭です。
縄張り争いにも耐えられるように
頬の皮が厚くなっているため
横長の平たい形になっています。
これはオスのホルモンが
色濃く出ている証拠です。
猫の世界では顔が大きいほど強い
という説もあるほどです。
まさに面の皮が厚い猫ほど
ボス猫の素質があるという訳なのです。
頬の中にはJowl(ジャウル)と呼ばれる
オスにしか発生しないシコリができることもあり
ゴツゴツとした四角い顔立ちになることも。
また鼻が大きく
眉間にあたる部位の幅が広いのも
オスならではの特徴です。
■目が大きく見えるメス顔
メス猫の場合は顔が小さく
輪郭は丸や逆三角形が多くなります。
ヒゲの生えている部分
Whisker pad(ウィスカーパッド)
のふくらみが小さいのも特徴。
鼻や口のつくりも小さいです。
しかし目だけは大きく見えるので
シャープな印象が強くなります。
実際に目の大きさに差はなくても
オスより顔の面積が狭い分
目が大きく見えるというわけです。
■体格にも違いアリ!
オス猫はガッシリした体つきで
手足も体格に比例して大きめです。
子猫の性別を判断するのは
難しいと言われていますが
手足が大きい場合は
オス猫の可能性が高いようです。
骨格が大きいので
歩き方も堂々としています。
それに対してメスは
細く華奢な体型に。
もちろん個体差はありますが
一般的には肩幅が狭く
しなやかなシルエットになります。
歩き方はチョコチョコした早歩きで
身のこなしが軽いです。
■ホルモンの影響であらわれる違い
避妊や去勢手術のタイミングで
ホルモンの影響は異なります。
そのため幼い頃に去勢したオスは
成長してもメスっぽく育つことがあり
その逆もしかり。
猫の種類によっても
見極めが困難な場合もあります。
100%の確率で当てるのは
かなり難しいようです。
でもオスとメスの
見た目の違いを知っていれば
判断できるようになれそうです。
あまり役には立たないと思いますが
初対面する猫との距離が
ちょっと縮まるかもしれません。