どうして猫はいない?十二支のヒミツ

早いものでもうすぐ年末です。

 

年賀状の準備は整いましたか?

 

18日以降の投函分は

10円値上がるそうですから

出し忘れには要注意です。

 

年賀状といえば来年は戌年。

 

「猫年がないなんて!」と

愛猫家たちの声が聞こえてきそうです。

 

猫がネズミに騙されたせいで

十二支に入れなかった話は有名ですが

他にもさまざまな言い伝えが残っています。

 

十二支のルーツを紐解きながら

猫が入れなかった本当の理由に迫ってみましょう。

 

■十二支はもともと植物だった

 

十二支とは古代中国の天文学から生まれたもので

カレンダーや時計のように使われていました。

 

12年かけて天を一周する木星の軌道をもとに

植物が成長する過程を12段階にしたもの。

 

つまり農業の暦なんですね。

 

植物が動物になった理由は色々ありますが

「一般庶民に広めるため」説が最も有力とされています。

 

動物に当てはめたため

「申(さる)」や「未(ひつじ)」など

実際とは異なる漢字になっているのです。

 

ちなみに十二支は12年で一周しますが

干支は60年で一つのサイクルとなるため

厳密にいうと2018年の干支は「戊戌(つちのえ)」。

 

干支と十二支は混同されがちですが

じつは数え方が違います。

 

■ネコ不在説のアレコレ

 

猫はネズミから嘘の情報を聞いたため

レース不参加となり十二支に入れなかった

という話は広く知られていますが

別のバージョンもあります。

 

たとえば

食中毒に倒れたお釈迦の薬を運ぶネズミを

猫が襲ったのでお釈迦様が亡くなってしまった

なんて話も。

 

涅槃図(釈迦が亡くなるときの絵)に

多くの動物が描かれているにも関わらず

猫の姿がないためにこういった話が

できたのかもしれません。

 

下の写真は京都・東福寺の涅槃図。

 

珍しいことに猫が描かれており

「猫入り涅槃図」とも呼ばれています。

参照元:http://www.tofukuji.jp/function/nehan_e.html

 

しかし十二支や涅槃図がつくられた

当時に中国には猫がまだ渡っていません。

 

案外「当時の中国に猫がいなかったから」

というのが道理に合うように思えます。

 

■「猫年」を祝う国もある

 

ベトナムの十二支には

ウサギの代わりに猫が入っています。

 

中国語でウサギを意味する「mao」と

ベトナム語の猫「meo」に似ているため

こうなったのではないかと言われていますが

その経緯については詳細不明です。

 

チベットやタイもウサギ年ではなく

猫年があることを考えると

作物を荒らすウサギより

ネズミを狩ってくれる猫の方が

有り難い存在だったのかもしれません。

 

またブルガリアでは

寅年が猫年になっています。

 

十二支にはそれぞれの国にとって

身近な動物が用いられているのです。

 


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