一番のネックは、やはり寒さ。

おそらく夏の別荘として作られた建物。

断熱があまいのとサッシでなく木製建具の箇所もあるので気密もあまいです。

木製建具の雰囲気と見た目は個人的に大好きですが。

西斜面の崖に沿うように建っているため、

ウッドデッキの方角、図面で言うと左側が西、下側が南になりそうです。

朝の日当たりはあまり期待できないのも寒さの原因の一つでもあります。

想定していた通りではありますが、

この物件に限らずリーズナブルな空き家の活用の一番のハードルが日当たりと寒さ。

寒さに耐える覚悟か断熱工事、暖房などの対策を検討する必要がありそうです。

居間にある薪ストーブをガンガン焚いても暖かい空気は上に上がっていってしまうので、

１階の食堂は別の暖房が必要です。

食堂から洗面、お風呂、トイレが一番寒いです。

斜面ではあるのですが、ウッドデッキの方向にまだ土地が少しありそうなので、

ツリーハウスとか作っちゃって空中回廊デッキとかで繋いじゃったらサイコーかも…

と妄想も膨らみました。

斜面なので作るのは大変だろうけど…

というネガティブな感情は抑えつつ…。

あと注意点は建物を支える柱が少し華奢なので補強をしたいところ。

管理費が年間２０万円程度掛かるそうなので、それも予算に組み込んでおくこと。

別荘地内なので細い山道、雪が積もったときは少しドライビングテクニックが必要なこと、

などが気になったところです。

金額が安いのでボロボロなことも想定していたのですが、

不動産屋さんが別荘として手を入れながら定期的に使ってくれていたので、

水廻りもキレイで思ったよりも状態が良く、

不覚にもテンションが上がってしまいました。

見学に行かれる方は気分が上がって勢いで、

決めた！！となってしまう可能性もあるので覚悟をして見に行ってみて下さい。

条件が最も厳しい、雪が積もるこれからの季節に見学し寒さと雪道を体験しておくことをお勧めします。

ただ不動産屋さんも埼玉から案内にわざわざ来てくれると思うので

興味本位だけでの見学は控えて下さいね。

不動産屋さんも丁寧で気持ちのいい方（親子）でした。

本気で検討されている方、ぜひ！

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