一棟建てるなら、一棟壊す「古い新築」

外して、剥がして、壊して、分けて。

ちっちゃな平屋の建物を解体してます。

合板類や新建材類はどうしてもゴミになってしまいますが

無垢の木材は燃料になります。

ホコリや獣の糞を払ってあげて。

釘などが付いてはいるのですが、

焼却炉的にガンガン燃やせる薪ボイラーの燃料にはおかまいなしです。

壊して燃やして、壊して燃やして。

燃料が枯渇しているわが家。助かります。

古材と古建具、古畳などはストック。

すでに先日いただいて移築した物置小屋が一杯になりつつあります。

早くどんどん使っていかねば。

新しく建てるのもいいのですが、空き家が余ってるのも事実。

これからもどんどんどんどん空き家が増えていきます。

でも空き家は傷みがあったり、建物自体が大きすぎて今のライフスタイルにあわなかったり、強烈に寒かったり…

と、そのまま使えないことがあることも確か。

新しく建てるのであれば、その一方で「壊していく」ことも大切だな、と感じています。

一棟新築で建てるのなら、一棟空き家を壊していく、そんなイメージで。

そして古材や古建具、使えるパーツをストックして。

空き家、古い家のエッセンスを移築する。

僕が新築を作るなら、新しい材料でフレームを作り、古材や古建具で化粧をしていく、もともとそこにあったような佇まいの「古い新築」を提案していきたいなーと、もぞもぞと構想しております。

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